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絶望の果てにあるもの

第2章 新たな試練




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「うるせぇ!!」

『そんなに興奮しなくてもええやないの…。恋次だって変わってへんやないの。』

「なんでもねぇっつてんのにてめぇがしつけぇからだろ!!」

『そうですか~!!そら…すんまへんなぁ。』



その百年後…

『あたしが副隊長!?嘘やろ?しかも…恋次もって…更木隊長…嘘ついてへん?』

「なんで…そんな事で嘘つかなきゃなんねぇんだよ。本当だ。お前は…十三番隊副隊長。阿散井は六番隊副隊長だ。」

レンはいつものように十一番隊隊舎に行くと…
十一番隊隊長。更木剣八に告げられた。








「これより…阿散井恋次を六番隊副隊長に…市丸レンを十三番隊副隊長に任命致します。」
「謹んでお受け致します!!雛森副隊長!!」

恋次はそう言って雛森に頭を下げた。

『恋次…それ堅苦しいなぁ…。そんなんええやん♪同じ副隊長やし♪』

「そうだよ。阿散井君。レンちゃんの言うとおりだよ。」

「そうだよな…なんかイマイチ実感沸かねぇ…」
『あたしもや…。副管章渡されても実感ないわぁ…。(なぁ…恋次…アンタはどう思っとる?もう恋次と一緒に居られへん…あたしは寂しくてしょうがないんやで…恋次は寂しないんか?)』

「そういえば…朽木さんに伝えないの?急がないと…今日から現世任務に行くみたいだよ。」

イヅルが思いだしたように言った。


「いや…いいんだ。帰って来たらビックリさせてやる。」

恋次は悪態を思いついた子どものように笑った。
『ビックリするやろなぁ♪ルキアちゃん♪』

恋次の中には…
誰が居るんやろ…?
ルキアちゃん?
桃?
あたしが居ったら…
ええのに…

せやけど…
今は想いは伝えられへん…

伝えたら…
只でさえ巻込んでしまうかもしれへんのに…
更に巻込んでしまう…
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