第2章 新たな試練
×
「凄いねぇ♪レンちゃん♪四席なんて…」
『桃のほうがすごいやないの♪副隊長やし…。』
「そうかなぁ…?今も信じられなくて…。あたしなんかが…副隊長で良いのかなぁって…」
『大丈夫や。桃なら出来るよ。藍染隊長に憧れて…一生懸命に頑張ってたやないの。あたしはちゃんと知っとるよ。』
レンは雛森に優しく微笑んだ。
「ありがとう。レンちゃんのおかげでなんとかやれる気がしてきた♪」
『そうかぁ♪そら…良かった♪イヅルも副隊長や。なんかあったら…あたしもイヅルもおるやろ?なんでも言うてな?』
「うん♪」
二人はそれぞれの隊舎に帰って行った。
【十一番隊隊舎。訓練施設】
『いたいた♪♪恋次~♪アホた恋次~♪』
「変な呼び方すんじゃねぇよ!!キツネ女!!」
『ええやないの~!!それと…キツネって…それギンに言うて欲しいんやけど…あたしは…母親には性格しか似てないんやから…しゃあないやんかぁ~!!』
「お前さぁ本当…昔と変わらない奴だよなぁ…少しは変われよ。この短い期間で四席にまでなったんだからよ。」
『なかなか…人は変わらんもんやろ?よっぽどの事がないと変わられへんって…。』
「そうかよ…。なぁ…レン。」
『なに?』
「やっぱ…なんでもねぇ…///」
『なんやの?用がないんやったら呼ばんといてくれへん?』
レンが冷たく言い放った。
「そうだよなぁ…」
『なんか言いたい事でもあるんやったら…言ってくれへん?』
「なんでもねぇよ!!」
『なんでキレるんや?意味分からんわぁ…』