第2章 ~伊達政宗~ end.
でも、まぁ、政宗は私の顔を見れば直ぐに口説いてきてくれるので、それに頷けばいいだけだ。
「えっ!?いいのか!?きょうこ!?」
「う、うん」
「よしっ!今夜は俺が腕を振るうからな~!!!」
「ふふ、じゃあ一緒に作りたいな」
もう演技なんてしたくない。
政宗には、常に可愛い女でいたい。
私のこの一言が、政宗はすごく嬉しかったみたいで
「おおっ!じゃあ一緒に買い物に行くかっ!!!」
「うん!」
二人で手を繋いで買い物をして、その後は政宗の御殿で一緒に料理を作った。
きっとこんなの、いつでもなんてできない。
だけど今日はその時間を作ってくれる政宗に、私も心から喜びを感じる。
男らしくて、優しい政宗。
私は今夜この、逞しい腕に抱かれる。
あ~久しぶりのセックス。
しかも仕事じゃない。
おまけに政宗はモテるから、きっと経験も豊富。
心の不感症は治ったし、このまま身体の方も治ればいいな~~~なんて…………
………………
えっと……
一緒に料理を作って、食べた。
うん。そこまでは良かった。完璧だった。
その後、それはもう自然な流れで褥に誘われて……
キスだって……
……
何度か政宗に、キスされたことはある。
それはもちろん軽い、そう唇を掠めるようなキスだった。
政宗のノリと言うか、悪ふざけと言うか……
まぁ、軽いヤツ、ね。
でも、まさか……
今から、始めようか、って時にまで……
そんなキスだなんて………………
おまけに、、、