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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第70章 コンプレックス 4


 和也side

 雅紀「高校生で、マンションに独り暮らしいいな……」

 今日は、中間テストの勉強会の日

 紆余曲折を経て、俺のマンションで集まる事になったわけです

 海堂翔 高校入学して、1年間テストは、毎回1位

 気になってた。トップクラスの成績で、綺麗な顔立ち

 恵まれた環境にいるだろう、人の筈……

 なのにいつも伏し目がちで

 2年になって同じクラスになれて、お近づきになれるかな? って思ってたけど……

 近づくなオーラが半端なくて

 おまけに、いつも隣にいる相葉雅紀
 …… すげぇ、モヤモヤした感情が湧き上がってきて

 なんなんだろうって

 ようやく訪れたチャンス。どうやって鉄壁のガード突破しよっか? 

 雅紀『翔ちゃんの家で勉強会する?』

 翔『僕の家は…… ダメ』

 いつもみたいには、懐に入れないでいた所に、相葉さんはズカズカと……

 けど、押しに弱いらしい海堂くん、ちょっと強めに攻め込めば……

 和也『じゃ、俺のマンションで勉強会する? 親も居ないし』

 雅紀『行こう? 翔ちゃん!』


 相葉さんは誘って無いんだけどね


 翔『勉強会するなんて言ってない!』

 すったもんだしながら、今日の日を迎えた訳だけど

 雅紀『高校生で、マンションに独り暮らしいいな……』

 相葉くんの、いつもの感じじゃない、何か 本音っぽい感じがして

 この人にも色々あんのかな…… って

 ふと思ったんだ


 海堂くんは、いつも以上に警戒心が強い感じで、はっきり言って、来た事を後悔しているっていうオーラが丸わかりで

 彼は何を抱えて生きてんだろうって


 俺だけじゃ無いんだ

 色々抱えて生きてるのって……

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