蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第59章 キミの声が聞きたくて9
潤のアパート
何が、何だか分からない
和也「昼飯食べ損ねたじゃん!あのくそオヤジ!」
智「マズイんだろう?やだよ!あんな店よりさ」
潤「だったら俺のアパートに。何か作りますよ」
勢いに押されて来ちゃったけど
翔「すみません。今、子供たち入院しているんです…」
雅紀「マサキくんと、ジュンくんは、同じ病院に入院中のお母様が。先生に連絡させて頂きました。先生の許可も頂いてます『数時間なら大丈夫』って」
翔「あの、何のお話か分かりませんけど、どうか俺のことは」
智「翔ちゃん悔しかったね。折戸孝にハメられたんだもんね?もう全て分かったから、心配要らないよ」
潤「おばさんが話てくれたよ。そしてキミのことは『無実だって信じてる』って。最後まで何も言わなかったけどって。そして、翔くんに謝りたいって」
和也「お母様ね、自分の目の黒いうちに本当の事が知りたいって。もう苦しまなくていいよ。折戸孝の会社で働かなくてもいいし、あのラーメン屋も」
雅紀「お母様は、信じている事を真実にしたくて。真実を知りたいと思って松本くんに。俺は微力ながら協力しようと思ったんです」
泣きたくないのに涙が出てきた
俺は
翔「俺が… お姉ちゃんを刺してころしたんです」
頑張って
表ではね
言うけどさ
裏では無自覚
思って無いよねずっとさ… 思ってたけど
でも