蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第133章 夢でしか逢えない 4
夕飯も買った事だし
翔「潤ちゃん帰る前にトイレ行って良い?」
潤「あ、あぁ……」
近くのホームセンターの、園芸コーナーのトイレに入って行った翔
俺…… 後れ馳せながら気が付いた……
翔の奴…… マスクしてんのってさ?
俺も、慌ててトイレへ……
翔「潤ちゃん、お花綺麗だよね? ねぇ、部屋とかベランダ殺風景だし何か買って行く?」
翔…… 今見た事は忘れろ、何も言うなって事だろうけど、無理だからな
翌日 保健室
翔「相葉先生……」
雅紀「どうした? 櫻井」
翔「うん…… 相葉先生はさ、生徒の事把握していて、潤ちゃんの事も分かってるだろうから、省くけど…… 色々重なって潤ちゃん、僕の高校進学タイミングで、この学校に編入出来て嬉しいと口では言ってるけどさ…… 潤ちゃん身体は、ちっちゃいけど、護身術とか習って本当は強いんだよ? けど先に手を出しちゃったら何を言っても負けじゃん? だから先に手を出しちゃダメ! ってって言ってんだけど、僕は、この通り身体ちっちゃいし、強く無いから…… 僕の為に怪我するの見てられなくて……」
俺 相葉雅紀
私立の高等学校に、昨年から、保健室医として…… まぁね、全員把握してるかというと嘘になっちゃうんだけどさ
5月の終わりに編入して来た、成績トップの櫻井翔と、松本潤……
途中で編入して来た、従兄弟同士の二人は…… 良い意味でも悪い意味でも注目集めちゃってるのは確かだよね……