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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第132章 夢でしか逢えない 3


 紫陽花の季節


 高等学校 体育館裏 小高い丘


 翔「潤ちゃん? 大丈夫?」

 潤「翔…… 自分の心配しろよ」

 翔「潤ちゃんが、この学校で、寮に入って…… 解放感を感じてんなら僕も幸せ」


 潤「翔は? …… いつも俺の……」

 翔「潤ちゃん! 怒るよ! ねぇ、夕飯の買い出し行こう? 冷蔵庫空じゃん?」

 潤「あぁ、そうだった!」

 僕は 櫻井翔

 高校1年


 両親は、居ないの…… 居ないと言うか……未婚の母なんだ……

 母方の従兄の潤ちゃん。高校3年の家にお世話になってたんだけど……


 俺 松本潤 高校3年

 従弟の翔とは、ちっちゃな時から、一緒だからな。弟だよね


 母は、看護師をしながらさ、父と離婚した後ずっと…… 俺と翔を

 けど…… ここ数年、恋人の存在がさ……


 今迄、伯母ちゃんに育てて貰って感謝しているの

 だから、伯母ちゃんに恋人がいても…… 僕には、何も言う事ナンテ……

 でも、潤ちゃんは違う…… その恋人がね、潤ちゃんに優しくさしてくれたら……


 オマケにね、学校でも色々言いたがる奴が……

 高校ではさ、午後20:00の門限さえ守れば、寮の食堂利用しても良いし、自炊しても良い決まりだからね

 ハッキリ言って、つまんない事言う奴らと、付き合いたくないからさ、自炊が出来るって、凄い僕と潤ちゃんは、助かってるんだよね













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