第107章 花(華)の屋敷 番外編 2

　カズ殿の家にて……

　初めて母上に逢えた喜び

　その日感じた想いを

　夢に迄見た母上……　

　母上の胸の中に抱きしめてもらえた事


　私は、生涯忘れることはないだろう


　花屋敷

　耕太「そなたが…… カズ殿…… 太郎さんの……」

　そういえば、初めてカズ殿が花屋敷に来た時に、父上と逢っていたな

　カズ「本当は耕太さんと、違った形でお逢いしたかったのですが……」

　耕太「いや、ショウを、ジュンを、他の皆を、護る事が…… それを成し遂げたのがカズ殿と、サトシ。あの日の出会いは、必然であり運命だったのだ」

　父上…… さわさんへの想いを…… 遠い日の思い出を…… 思っておられるのか

　涙ぐまれていて

　サトシ「父上、これから私とカズ殿で…… ショウも一緒に、この花屋敷を守っていく所存です。実は、母上とお逢いする事が出来まして…… 全く新しい花屋敷を……」

　耕太「さわ…… も、ショウナさんに…… 皆も？」