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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第104章 花(華)の屋敷 恋人達編 2


 ショウ「うっ……」

 これまでショウ様を、守って下さっていたサトシ殿に敬意を……

 ショウ様の初めては……

 と言えば聞こえはいいが、ショウ様のはだけた赤い襦袢から見える白き美しい肌に、接吻の雨を降らせているサトシ殿を

 切なき思いで見ていたのだが……

 カズ「ショウ様?」

 いじらしく、必死に怖さを耐えているショウ様

 きっと声を上げる事は…… いけないと思ったのか…… ご自分の右腕を口許に持って行き…… 噛もうとされていてっ

 私は慌てて、ショウ様の右腕を口許から離すと……

 私の声に、サトシ殿も余裕がなかったのだろう

 ハッと気付いたように

 サトシ「すまなんだショウ。私の想いを優先して、何一つ思いやってやらずに」

 私が、ショウ様の手を取り…… 自分の口許に運ぶと

 サトシ殿も得心がいったのか、再びゆっくりと味わう様に、唇で舌でショウ様の肌に接吻を…… 再開して

 ショウ「やっ?」

 私も、ショウ様の指先に接吻を…… そして、 一本一本味わう様に舐めてみる……

 ショウ「やん、カズ様っ、ゆびっ、サトシっ、そこはっ」

 ショウ様の扇情的なお姿、声音に余裕が無くなり

 夢中で、ショウ様の指を

 それは甘く

 身体が、熱く痺れるような美味しさで……

 ショウ「あんっ…… なにっ? ゾクゾクするよぅ」


 ショウ様…… 感じて下さっているのですね……

 やっと愛し合える

 私は、嬉しくて気持ち良くて……

 カズ「気持ち良いですか? ショウ様…… 愛しています」










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