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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第102章 花(華)の屋敷 真実編2


 ショウの部屋

 ショウ様に接吻をした瞬間

 可哀想なくらい身体を強張らせたショウ

(ショウ様に、怖くない様に、致します。と伝えなくては…)

 (ショウに、安心しろ、優しくする。と伝えねば…)

 そう思った瞬間

ショウ「ようやく、恩返しをできる時が来たと言うに… 二人を悦ばせる手管を知らぬのだ」

 言葉と共にぽろりと、綺麗な涙を左目から溢されたれたショウ様

 言葉と共にぽろりと、綺麗な涙を左目から溢したショウ

 そうか。やはりこの所感じてきた事は… 深い哀しみの中にいるショウ様に尋ねるは酷というもの。私が早く彼を楽に… 真実を伝えてあげなくては

 そうか。あの頃、情緒不安定で毎日泣いていたショウ… 可哀想な事をした。私も父も言葉足らずで… 繰り返し伝えねばならなかったと言うのに…

 私もカズ殿も、ほぼ同時にショウの隣に横になり、胸の上に固く両手を組み震えているショウに、怖くないと伝える為に、自分の手を重ねたのだが

 私もサトシ殿も、胸の上に両手を固く結び震えているショウ様に、安心をと言う想いで、隣に横になり自分の手を重ねたのだが

ショウ「すまぬ。私は初めてで… どうしたら良いのか分からんのだ。言う通りに動く故、そなた達が…」
 
 何と、いじらしいのか…

 チュッ… 思わず、互いに白き頬に、それぞれ接吻を…





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