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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第98章 花(華)の屋敷 16


 カズ『…私は、頑なに母の話を聞こうとしなかった事後悔したのです。あの事件、そして、サトシ殿のショウ様への想い、配慮から察するに、何かしらの理由があると。話を聞いてサトシ殿のお父上の母のへの配慮、感じ入っていたのです。しかし、サトシ殿の母上と私の?『先代は娘達皆を… 私もその一人です』母はそう言っただけで…』

サトシ(嘘だろ?それって…)

マサキ「腹違いの兄弟って事?」

ジュン「マサキ様、貴方と言う人は…」

ショウ「ジュン!お前もです!先程といい… カズ様は話の中、御自分がさわ様から聞いた話と、耕太様の話が符合する事に、今さっき… サトシが話始めてから気が付き、動揺されているのです。それはサトシも。マサキ様は… 代弁して下さった。ジュン。真っ直ぐさは美徳です。何でも真っ直ぐに物言うのは良い事ですが、時にに人を傷つけるのです。気をつけなさい。マサキ様は純朴な方だ。お前の為を想い… お前を守って下さっている方を…」

ジュン「ショウさん?」

 泣かせてしまった

 私の憧れ… 尊い方を

マサキ「ショウ様ありがとうございます…」

 そして… マサキ様

ジュン「マサキ様お許し下さい。ショウさん…」

 
サトシ「ジュン… お前は… ショウを泣かせて、マサキ様迄。マサキ様は私の話にいたく感じ入って下さって… このお方ならジュンを幸せにして下さると…」

カズ「その通りの素晴らしい方だった… と言う事ですねは?マサキ殿は」

ショウ「良かった… サトシも、カズ様もいつも通り。兄弟だと言う事を、受け入れたのですね?」

サトシ「受け入れるしか… 無いではないか!」

カズ「受け入れるしか… 無いではないですか!」

ジュン「マサキ様、申し訳ありませんでした」

マサキ「ジュンさん…」

ジュン「な、泣くな!」

 良かった… 皆が打ち明けたのだから私も…

ショウ「私も皆さんに話があります」

サトシ「ショウ無理しなくて良いのだっ…」

カズ「ショウ… 様っ」


 私は… 新参者の私を受け入れて下さった皆様の話を辛くとも最後まで聞こうと

 しかし、ショウ様の哀しみは…想像だにしないほど辛く悲しくて
 
 それを全て受け止めて、深く想う

 サトシさん

 カズさん

 私も同じように深く、辛い哀しみの中にいる

 ジュンさんを守るとその時に強く決心したんだ

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