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【銀魂】強くて臆病な貴方と《桂小太郎》

第8章 新しい出会い






「あ〜あ、今日は暇だなー


余りにも暇だから外に出てきたけど


やっっっぱり暇!!」


(あれ………あの白い物体は


って、エリザベス!!!!


おいおい、またヅラかよ。


昨日も会ったのに。今日もヅラかよ。


毎日会わないと気が済まないのかよ。


付き合いたてのカップルかよ!



って………ん?………



誰だあの女。)















『な〜んか沢山買っちゃった!』

ももとエリザベスは手に買い物袋を提げ、店から出てきた。



(桂さん、御飯作って待ってたら、
驚くかな?喜んでくれるかな?
……って、何考えてるの私…)










「…………おい」


『はい?』


後ろから声を掛けられ振り向くと、
銀色の髪をした、目付きの悪い男が
こちらをじっと見ていた。



「お前、誰?」


『誰って…急に何ですか?
貴方こそ誰ですか?!』


「なんでエリザベスと一緒なんだ、
もしかして、あれか?まさか、ヅラの女か?!」



『ヅ…ヅラ……違います!って言うか桂さんの
知り合い?!』



「んー、まあな。ヅラはどうした?」


『なんか出掛けるって言ってましたけど、
何処かは分かりません』


「そうか。え?お前ら一緒に住んでんの?
同棲?!ほーーーアイツがそんなに
出来るヤツだったとは!まじか!くそ!
何だあれか、愛するダーリンの為に
晩飯の買い出しか!俺も誘え!!」

男は興奮しながらずっと喋り続けている。




「お前どこの娘だ?顔は良いが綺麗な格好じゃねえな、まあヅラの女になるくらいだから、いいとこのお嬢さんでは無いか。しっかしよく指名手配犯の女になんかなるよな!一緒に逃げましょう、私が貴方を守るわ。ってか?お前変わった女だな!!」

男はまたひとりでベラベラ喋っているが。


『え?指名手配犯?桂さんが?』


「は?お前、なに!知らなかったの?!
え!なになに!俺、余計な事言っちゃったー?!」

男は言葉とは裏腹にすごく楽しそうだ。



どうせ冗談だろうと呆れて見ていると。




近くの掲示板に貼ってあった紙をビリっと破り取り、ももの目の前でヒラヒラさせた。


「疑ってんだろ?ほら」



……………………



『ええええええーーーーーー!!!!!』

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