第4章 審神者のキモチ
「ふぅ・・・」
ピピピッ
ピピッ
「・・・・・」
画面越しに文章が現れる。
「・・・・」(ハァ)
ここ数日ずっと探っていたけど、なかなか思うように結果が現れない。
「・・・今回も収穫なし、か」
乱れたノイズのような淡い記憶。
ザザッ
ザザザッ
??『・・・また、会いましょう』
ザザザッ
ザザッ
「ほんと・・・いつ会えるんだろうね」
=広間=
安定「むぅ~・・・」
「どうしたの?大和守??」
加州「安定。そんな顔してると可愛くなくなるよ?」
安定「・・・むぅ~!いいよねっ!清光は主と一緒に朝餉に来てさ!」
「へ??」
なにを言ってるんだ。この子は。
加州「な~に言ってんの。俺は何度も声かけたでしょ」(プイッ)
安定「だーかーら!もっと早く起こしてくれれば僕も一緒に主を迎え行ったのにっ!」
「うん。私は朝の迎えなんて一切頼んでないけどね」
加州「起きなかったのは安定じゃん。いい加減、早起き身につけないと主に可愛がってもらえないよ?」
こいつら。私の左右の席陣取って私の発言オールスルーって・・・正気かよ!?
安定「早起き全く関係ないじゃん!!ちょっと朝が強いからってズルいよっ!!」
いやいや加州は“ちょっと”レベルの早起きじゃないから。
むしろ毎日早朝にはきっちり身なりを整えて人の部屋に来るとか睡眠時間絶対足りてないレベルだから!!
加州「悔しかったら安定も早起きしなよね」(フフン)
「もーーっ!!!そこまでっ!!!!」
鶴丸「そうだぞ、お前たち。朝餉の時に左右で喧嘩をしていたらせっかくの料理が台無しだ」
燭台切「それに、食事中は行儀よく食べないといけないよね」(めっ)