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二人のビー玉【文スト】[更新停止中]

第4章 太宰 中也 夏目 十五歳


横浜裏社会史上、最も死体が生産された88日
あらゆる組織を巻き込んで吹き荒れた血風

"龍頭抗争"

ー遡ること、その一年前ー
一つの旅客機に黒ずくめの男が一丁の銃を持って震えていた。

すると、突然旅客機が揺れ男がハッとして立ち上がり窓の外を見るとそこには翼の上に立っている、フードを被った男いや、少年が居た。

普通ならあり得ない光景である。

すると、少年は口許に笑みを浮かべながら機体本体に近づいてきた。

男は少年を見た瞬間叫んだ。

「羊の王だ!」

逃げようとした瞬間、機体の壁が吹き飛び男は飛ばされた。

「何処に逃げようと、重力からは逃れられない。」

少年が言い終わった瞬間、男は

「この化け物がー!!」
と言い放ち銃を撃った。

しかし、少年は銃弾を蹴り飛ばし男の眉間に飛ばした。

すると、被っていたフードがとれて明るいオレンジ色の髪をした十五歳位の少年が顔を出した。

「ポートマフィアは、俺が全員ぶっ殺す。」

と、静かに言い放った。
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