第2章 完璧
ハイ
この赤司征十郎という男の子との出会いは最低なものでした
でもここで、たとえ私が『最低』と評していたとしても
さっきの『最低』は世間一般論をのべただけ
訂正します
私は変態ながらに、この赤司征十郎という男の子の行動に満足してしまった、といっても過言ではありません
むしろ最高((
私はここまでも変態で腐っているんです
ブルーチーズより腐ってるんです(カビてる)
しかし私は、ブルーチーズのように美味しくはないはず………
よくよく調べてみれば赤司征十郎という男の子
学校1のお金持ち、
成績優秀
容姿端麗
眉目秀麗
バスケ部レギュラー
そしてなにより、学校中の女子が狙いを定めるメンバーの一人
あぁ………私はなんでこんな有名な人を知らなかったのだろうか………
クラスの女子に聞いてみれば
『赤司様?
もうすっごいイケメンというか………かっこいいじゃん!』
『本当!女子に見向きもしないところとかかっこいい!』
なんて、鼻にかかるような声で言うもんだから途中耳を塞いだ
しかも、ファンクラブあるみたいじゃん……;;
怖っ!
そして私が知ったこと、
赤司征十郎の一般常識的な評価論
『かっこいい』
それは、それだけは私には理解しがたい事実だった
かわいいじゃん?
『かわいい』
そして、私は同時に
その『完璧』な赤司征十郎を
はっきり言えば、服従させたい、とまで考えるようになった
これが、私と赤司征十郎との出会いの次の日
私が『完璧』なあの人に密かに宣戦布告した瞬間だった