第13章 瞳に映る【レオナ】
「そうそう、有給消化は明日からですが出発は今からなので早く着替えた方がいいですよ」
「は!?」
「もうお待ちになっています」
「おい、杉谷さっさとしろ」
扉越しに聞こえるのはさっき久しぶりに顔を見たばかりのレオナさんの声
「あの人は相変わらず…早く行きなさい」
「はい、、お先に失礼します」
部屋を出ると待たされて機嫌が悪そうなレオナさんと目が合う
「なんだまだ着替えてもねーのかよ早くしろ」
「分かりましたから急かさないでくださいよ」
更衣室に行き制服から私服に着替え廊下に出ると早速腕を捕まれ外に待たせていた高そうな車に乗せられ直ぐに出発した
「レオナさん、、そんなに見られると穴があきそうです…」
車に乗った途端ジーッと私を見つめるレオナさんにやめて欲しいと意思表示をするも「そうかよ」とニヤニヤして余計に目を離してくれなくなった
しばらく走るとTHE王室って感じの建物に着いた
(場違い感すごーい、、もうこれ何現実!?夢じゃね?)
「おかえりなさい…って杉谷!?」
「ラギー先輩!?」
またしても予期せぬ人との再会に目からウロコが出そうになる
話を聞くとラギー先輩が入社した会社が1年で倒産、それをレオナさんに愚痴るとレオナさん専属で身の回りの世話をしろと言われ再就職したらしい
レオナさんの部屋に移動してから私が今までどうしてたのか、これからはどうするのかという話しをして今日のところは寝ることになった
「あの、、もしかしてですけど一緒に寝るんです?」
「ああ」
「いやいや、流石に、、部屋がないなら床で寝ますし!」
「テメー1人泊める部屋がねぇわけねぇだろうが、黙って抱き枕になれ」
「ラギーs」
「じゃ!そーゆうことなんでおやすみっス!」
ラギー先輩においていかれ、レオナさんも私の腰を抱えたまま眠りそうだったので諦めてレオナさんの腕の中で寝ることにした
「最初からそーしてりゃいいんだよ」
それだけ言うとレオナさんは寝てしまい、私も睡魔には勝てず寝てしまった