第1章 気持ちを込めて【丸井ブン太】
(昨日は散々怒られたなー。いや、付き合ってもらってるのは私なんだけどさ、もうちょい言い方ってもんがあるよね)
昨日の夜のことを思い出して隣を歩いている大ちゃんを横目で睨むが、大ちゃんは気づいてないようで呑気にあくびをしている
「お前あのままじゃ間に合わないぞ。後1週間しかないんだけど」
「うッ..頑張るから見捨てないで!」
「見捨てはしないけど、正直引くわ」
「なっ!酷い!!」
「不器用なお前が悪い」
「そうだけどー!」
「今日も帰ったら家に来いよ」
怒った私のことなんて知らんぷりで話を進める大ちゃんの顔は眠たげだ
「わかった!お邪魔させてもらうね」
「おう」
口調は悪いものの最終的には優しくしてくれるので有難い
クラスに着いた私達は自分の席に着いた