第17章 愛を誓って【レオナ】
「っさいあく…」
「あ゛あ゛?」
レオナさんの機嫌悪い反応が僕の神経を逆撫でする
「最悪だっつってんですよ!嫁いるくせに平気な顔して僕にキスするなんて」
「、、なんの事だ」
「は?しらばっくれるなよ。7年前の記事に夕焼けの草原第2王子宝石の国の美女と婚約デートってな。掲載されてたよだから」
「してねぇよ、婚約も結婚も。あれは義姉の知り合いをエスコートしてただけだ」
後輩の噂話を盗み聞いた後、現実味がない中で目にしたあの記事。今でもずっと忘れられなかった
それをこんなにもあっさり否定された
「そんなの、」
「そんなに信憑性がねぇなら今ここで義姉に確認をとってもいい」
レオナさんの真剣な瞳を見れば嘘ではないと嫌でもわかってしまう
「……じゃあなんで迎えに来てくれなかったんですか」
「それは、」
「連絡も全然くれないし、全部僕の勘違いだったんだって。
あの時、僕のキスを否定しなかったのはレオナさんがくれた哀れみだって、」
「それは違う」
レオナさんは素早く否定すると優しく僕を包み込み、覇気のない声で話し始めた
「悪かった。お前が卒業したら迎えに行くつもりで準備してたんだが、卒業式の日はチェカが毒を盛られて王宮内が騒がしくて気づいた時には日が変わってた」
今まで聞いたことがない落ち込んだ声
話の内容に驚きはしたがレオナさんが体制を変える気はないみたいでピクリとも体が動かない
「…焦って学校に行ったがお前はもう元の世界に帰ったと言われてあいつらはその一点張り。それでお前の世界に行く方法を散々探し回ってたわけだが……」
シュルッとレオナさんのしっぽが腰に巻き付く
「俺と人生を歩んでくれ」
まさかの告白をぶっ飛ばしてプロポーズ
「えっ、」
感傷に浸るより驚きが大きすぎる
「イエス以外を受け取るつもりは無い」
「あまりにも横暴」
昔みたいなノリと会話に笑いが零れる
「ふふっ、、こっちだって初恋引きずってしんどかったんで本人に責任取ってもらいます」
「ああ、死んでも離さねぇ」
今度は確かめるようなやさしいキス