第10章 再会
ある部屋で眠る…ソウル……。
心配そうに、見つめるイギリス……。
「……ウッ…クッ……フゥ……ウゥ…。」
苦しそうにもがき始めるソウル……。
中国がまだかと待ち続ける、イギリス……。
コンコンとドアが鳴る……。
開いたドアの先には…中国ではなく、日本がいたのだった……。
「イギリスさん…ソウルを私に任せていただけないでしょうか?」
と悲しげな瞳で、日本は実の妹、ソウルを見つめる……。
「あぁ……。」
何か理由があるのかもしれない…と思うイギリス。
アジア組に何があったのか……。
不思議に思う国もいるだろう……。
実の兄たちにもこのことを今から下にいる兄さん達にこの状況を説明しに行かなくてはならない。
なにせ、会議が中止になってしまったからだ……。