第10章 再会
ソウルは会議室に戻ると話し声に気付いた………。
ソウル)「(兄上……?イギリスさんと何を話してるの?)」
『誠にすみませんm(__)m』
『菊、ほんとにそれでいいのか?ソウルは……。』
『良いんです!!』
ソウル)「(何を話してるの?)」
『菊、ほんとに国をやめるのか?』
突如、イギリスから聞いた衝撃的な言葉……。
ソウル)「あ……嘘でしょう……?兄上が……国をやめる……?」
『私も、あの時はおかしくなっていたんです。』
日本がつぶやく言葉……"あの時"とは……ソウルが日本を裏切った日……
いいや、日本から独立した日だった。
その日は台湾も日本から独立した日だった。
ソウル)「にーに……言わなきゃ!私のせいだ……あの時に兄上から独立しなければ!」
自覚しても、もう遅い……。
あの時に戻れたとしても、独立した日……過去を変えれるわけではないのだから……。
その時、東アジアの化身達は嫌な胸騒ぎを覚えるのだった。
果たして、日本の気持ちを変えれるのか……。
それを知るすべもない……。