第14章 青峰 大輝
火神SIDE
「(なんなんだよ・・・これ。)」
いつものではなく、真剣な顔でバスケをしている。
黒子が、オレより強いとか言ってたけど、ぶっちゃけ信用なんてしてなかった。
「(・・・キセキの世代レベルじゃねーか。)」
お互い本気を出していないが、それでも伝わってくる。
あいつはオレより強い・・・と。
青峰「っふ、さすがは。・・・だが、ブランクありすぎだ。」
『やっぱ?これでもだいぶ戻ってきたんだけど、ねっ!!』
自分よりはるかに大きな体格の相手に、負けをおとってねぇ。
だが、青峰のほうがおしている。
『ちょ、女の子相手に大人気ないんじゃない?』
青峰「なに言ってやがる。・・・ほんとお前、女じゃもったいねーよ!!」
『・・・はぁ、それはほめ言葉として受け取っておく!』
そう言って、青峰をぬこうとした時ー
『うっ!?!?』
青峰「っ!!?」
火神「・・・おいっ!今、足が・・・。」
右足を痛めた気がした・・・