第4章 俺の親愛なる
かなり懐かしいチャラ川さんと殆ど2年ぶりの会話は、轟音と共に彼の後頭部にぶつけられたバレーボールで中断された。
「クソ川あ!いつまで女子とイチャついてんだ!さっさと来い!」
ボールをぶつけたのは向こうのチームの1番さん。
ポジションは確かウィングスパイカー、かなあ。
凄い凶悪そうな顔でチャラ川さんこと徹ちゃんを引きずって、自慢のイケメンフェイスが崩れててかなり笑える。
徹も本気でビビってるし。
「岩ちゃんゴメンって。クソ川はやめて!?」
「クソ及川!いいからとっととサーブ!待たせてんだろが!」
「言い直さなくていいから!」
なんて目の前で繰り返される二人の漫才的なものに思わず吹き出す。
男が男に引きずられて、ってカップルかよ、ホントおかしいわあ。
徹ってすっごい大人って感じだったのに、こうしてみると当たり前だけど超年相応なんだなあ。