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【ハイキュー】11月のアンクレット

第4章 俺の親愛なる


「なあ、清水。マネから一年に気の利いた一言無い?」

キャプテンが可哀想なくらいに緊張して萎縮している日向を指して、潔子先輩に声を掛けた。
うおお、ちょっと目を離した隙に落ち着くどころか悪化してないか日向!?と心の中で絶叫したのは内緒。
練習試合とはいえ少し緊張するなあ、なんて思っていた自分が馬鹿みたいだと思える程に日向はガチガチだった。
うん、魂抜けかけてるしハッキリ一言で表すのなら『ヤバイ』だろうな。
なんだろうなあ、先輩たちは年季入ってるし場数も踏んでるから平静なのも当然なんだろうけど、飛雄ちゃんとか蛍君だって同じ一年なのに普通にしてるじゃん。
蛍君に関しては他校の生徒を脅迫するほど(違う)余裕があったのに。
なんで一番メンタル強そうな日向が一番緊張しいなんだろう。
烏野バレー部七不思議のうちの一つだと本気で思う。
潔子先輩~なんとかして日向の緊張を解いてやってつかあさい、とか思ってチラっと潔子先輩を見れば、先輩は日向の肩を可愛らしくちょんちょん、とつついて一言。

「期待してる」

おお、さすが潔子先輩。
たった一言なのになんか色々詰まってる感じがする。
これで日向もちょっとはマシになるかなあ、と思って日向を見れば、ボンっというどこから出てるのかわからない凄い音を立てて、顔を真っ赤にしていた。
どうやら逆効果だったらしい。
と言うよりトドメ、死体蹴りだ。
あちゃあ、日向ちゃんこれどうすんの、ここは同じ一年として声を掛けるべき?
でも余計なこと言ってもっと萎縮されても困る、とか思ってると、

「あ、ひまりちゃんも一言いいかな?なんでもいいんだけどさ」

キャプテンの矛先はどうやら私に向いたよう。
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