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【ハイキュー】11月のアンクレット

第3章 惚れたら負け


影山と日向にとっては入部が認められるか否かの大事な試合。
こっちに関してはタダの新一年同士の紅白戦。
熱くなる必要も意味も特にないしハッキリ言って別にって感じ。
勝敗に拘りはないし手を抜いてあげようか、とも本気で思ったけど、まあわざわざ負けてやる必要もない。
そもそも王様でエリートな影山が相手では庶民はどうせ相手にもならないが。
煽った手前そこそこ真面目にやってやろう、とは思っていた。
3対3の紅白戦がいよいよ開始。
マネージャーが笛を鳴らす合図で試合が始まる、、と思いきや。

「ごめんなさい、遅れました!」

バアン、と体育館の扉が開いて第一声、人より大きくそして自分にとって最愛とも言える女の声が響き渡った。

「潔子先輩、これホントは昨日の放課後渡そうと思ってたんですけど!」

ジャージ姿にポニーテール、メイクはいつも通りながらも部活を意識してか気持ち薄めに。
『入部届』と書いた紙を片手に三年のマネの元へと走り、快活に笑いながら差し出す彼女。

「土日も部活あるの忘れて慌てて来たっす、すいません」

へへ、と笑う彼女はまず間違いなくすいませんとは思っていない。
だがしかしそれでいい。
それがいい。
この頭の悪そうな笑い方と寝起きと言わんばかりのだらしない表情がパーフェクトに可愛い。
寝坊してきたのにちゃんとメイクして来ちゃうのもメイクしてるのにジャージだし、雑なポニーテールなのもたまらない。
てか突然のポニーテールなんなの。
さすがに可愛すぎるでしょ。
ピンクのでかいリボンのシュシュ的な髪飾りも可愛すぎるでしょ。
ギャップ萌え狙ってるの?
ハッキリ死にそう。
あ、こっち向いた。
待って、荻原がこっち向いた、無理。
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