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Eve innocence 【D.gray-man】

第7章 身代わりという勇気


(神田side)

今日の、朝一から
イブの様子はおかしかった。
歩くスピードも遅かったし…

イブに朝上着を掛けてあげたことに対して
お礼を言われたあの時に
声をかけるべきだった……

「チッ、クソっ!」


テレポートを繰り返す
部屋を巡っていると
途中でファインダー2人が
部屋に座り込んでいた。

2人は直ぐにこちらに気づき
助けを求めて来た。

「元帥!ファインダー達です!」
マリは直ぐに拘束していた縄を解放した。


「おい。イブは、どこだ?」

すると直ぐに
「さぁ?知らないわ?直ぐにバラバラになったもの。ね?ダニエル。」

「あぁ。」
その言葉を聞くと直ぐに

(チャキ…)

「お前ら、まさか仲間を売ったな?」

ユウは直ぐにミカとダニエルの首筋に
六幻の切っ先を突き付けた。

「し、しら知らないって言ってるじゃないですか!」

目を見れば直ぐに分かった。
コイツらは嘘を着いている。
悪魔に捕まっていたのに解放され
その上追手も付けねぇなんて、
仲間を売ったに決まってんだろ。

「チッ。話になんねえ!俺は先に行くぞ。」

「ユウくん。待ちなさい。敵の思うつぼだ。」

「は?イブがこんなクズみたいな奴らに騙されて身代わりになってんだぞ?」

「分かっている。一応騒ぎ立てず冷静な振りをして行くんだ。いいね?」

「……分かった。」


ユウは一旦落ち着き、
自分の横にいるファインダー2人を
睨みつけた。


「さぁ。行こうか。」

「はい。元帥。」

エクソシスト3人とファインダー2人は
イブの待つ部屋へと進んで行った。
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