Eve innocence 【D.gray-man】
第4章 home?
私が眠ってしまった間に
さらに話は続いていた。
「コムイ、ティエドール。この子のイノセンスのことだが、イブは初めからイノセンスが身体に2箇所に別れている寄生型のイノセンス適合者だ。恐らく2つに散らばっているが故、中々シンクロ率が上がらないのだろう。今後体力などを付ければいつか発動できるはずだ。」
「2箇所に?そんな事今まで聞いた事ないよね?足とどこにあるんだい?」
興味深々のティエドールがきく。
「背中と両足だ…」
「戦略になるまでは時間がかかりそうだね。ひとまずティエドール元帥の部隊に入ってもらってファインダーとして働いて貰おう。」
「神田くん。イブくんの面倒をよろしく頼むよ。」
「チッ。」
神田はそう言うとイブの車椅子を押して、医務室に帰って行った。
【ファインダーの仕事をするエクソシストか…なんもなければいいけどな。まぁ、俺には関係ねぇ事だ。俺は俺の目的のために悪魔を切るだけだ。⠀】
ベッドに横たわるイブを見て今後起こることを危惧していた。
そんな事が教団で起こっていた最中…赤腕は一体どうしているのか…
「イブ…俺のせいで…助けられなかった…」