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審神者になったら実は昔、伊達政宗だった

第8章 記憶


光忠達が楽しく話し合っているなか私は考え事をしていた。

私「あの審神者にかけられていた術、なんの術だろう」

とぽつり。

審神者に配られる本のなかに何かあったのを思いだし見てみるとその術は『自分の能力を高める術』だった。

私「これか。審神者の任務してればこんな術なんか使わなくても日に日に力強くなるのに。自分自身が弱いのに術試したのは良いけどやり方間違ったんだな。間違うと意思失くなるってついてるのによくやろうと思ったな。」

ひとりでぶつぶつ喋ってると加州が部屋に入ってきた

清「あるじー、入るよー」

私「…」

すっ

清「主?あーるーじー!」

私「うわ!清光!」

清「うわって、ちゃんと入るよーっていったからね!」

私「ごめんごめん!気づかなかった 笑」

清「大丈夫だよ。ところで何に夢中になってたの?俺?笑」

私「私が殺した審神者のこと。術かけられていたからなんの術か気になって調べてたの」

清(俺のことスルーかよ…)

清「へぇー。どんな術かわかったの?」

私「うん!『自分の能力を高める術』っていう術だった。わかってスッキリしたわー笑」

清「ふーん。試した結果があれね。どこをどう間違えたらあんななるの。」

私「んーわかんない。失敗すると自我を失うって書いてたよ。そんな術に時間使ってんなら任務したら良かったのにね。」

清「自分の主のあんな姿、俺はみたくないなー。主もっと修行頑張ってねー!今でも十分だけど笑」

私「まず術に頼らないから大丈夫だよ。毎日、任務しっかりしてるし、そもそもそんなことしてるのを政府の人に見られたらおしまい 笑」

清「確かに 笑」

私「だから安心してね。絶対あんな姿、意地でも見せない。恥ずかしいし。」

清「主が言うなら大丈夫だね。謎も解決したんだし、畑仕事頑張ったからネイルしてー!」

私「お!清光が畑仕事やって来た。偉い偉い!塗ってあげる。こっち来て。」

清「えへへ、やったー!ありがとうー」

私たちは春の和菓子の話をしながらネイルをしていた。
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