第8章 記憶
清光のネイルが終わり清光が部屋から出ていくとふと、また見知らぬ記憶が流れた。
「政宗様!」
誰かが昔の私を呼ぶ声。
政宗「なんだ?小十郎。」
景綱「こちらにおられたのですね。ん?何を見ておられるのですか?」
政宗「お?これか?道端にこの編み物が落ちててな。柄がCOOLで気に入ったから洗ったんだ。」
景綱「なるほど。政宗様にお似合いです!同じものを作らせては?」
政宗「いや、これで良い。俺はこれを気に入った。」
景綱「さようでございますか。」
それは青と黄色で編まれている今で言うミサンガみたいなものだった。
政宗「用は、何だ?」
景綱「今日は天気が良いので鷹狩りに行ってはどうでしょう?最近、息抜きをされていないようでしたので。」
政宗「鷹狩りか、OK。いくか。」
ここで記憶が切れた。
私「小十郎さんかー。まだ、小十郎さんのゆかりの地に行ったときないな。今度、行ってみよ。」
この記憶を思い出したあと私はある人に会いたくなった。
それは…
『山田 澪』という私の親友に。