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舞う羽は月に躍る《ハイキュー‼︎》

第2章 はじまりの土曜日


side 日向


俺が体育館に入るための試合は明日。
いつものように外で練習していたら話しかけてきた、ノッポヤローはめちゃくちゃ感じ悪いヤツだった。
なのに影山は何も言い返さずに、ノッポヤローの胸ぐらをつかんで、にらむだけだ。
もう1人のソバカスヤローは「ツッキー!」とか言ってワタワタしてるだけだし、俺も何が起こってるのか意味わかんなくて、ヘラっとムカつく笑い方しているノッポヤローを見ていた。

「ちょっとケイ!」

声と同時、俺よりもちっちゃな女の子がノッポヤローの腕をつかんだ。
サラッサラな真っ直ぐで真っ黒な長い髪、大きな目、白い肌。暗がりでも輝く、黄色より金色っぽい瞳。俺より 10㎝位小さいこともあって、かわいいって感じの女の子だ。
それを合図にして、影山はノッポヤローから手を離して、帰ることにしたようだ。

早くね!?

ノッポヤローの名前は4組(進学クラス!)の月島蛍で、ソバカスが山口忠。2人ともバレー部だそうだ。

こんなヤツらが新しい仲間……?

「同じく、4組の七瀬羽奏です。男バレのマネージャー。よろしくね、日向翔陽くん」

あ、女の子はいい子そうだった!
てか、マネージャー!!強ごう校っぽい!!

「よろしくしなくていいから。じゃあ、"王様のトス"見れるの楽しみにしてるよ。………カナ、帰るよ」

やっぱアイツ感じ悪い!!
明日、あの頭の上打ち抜いてやる!!


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