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満開桜

第12章 合宿Another story 卯月千景 甘裏


気付けばもう浴衣は乱され、帯で辛うじて形を保っているが解けばすぐに意味をなくす状態にされていた。
千景『普段の態度からは考えられないくらい身体は素直なんだな』
「普段は、ん!関係ない、と…ぁう!」
千景『ほら、簡単に啼いてくれる。』
弄ぶように胸の先を弾かれたり、全身を舐められたり翻弄される。ただ決定的な快楽は与えてくれない。それがもどかしい。
千景『ほら、素直に言えたらめぐが望むものをあげるよ』
耳元で悪魔の囁きが聞こえる、いやこの場合は魔王の方が正しいかもしれない。そんなことを考えているうちに千景に顎を指であげられる。
千景『へぇ、俺としてる時に考え事をした女は初めてだ。ますます屈服させたくなるね』
反論するより前に千景の昂ぶったもので貫かれた。慣らしていないはずなのにすんなりと受け入れてしまっためぐ。
「やら…ぁ、そんな急に、はげし…んぁ…」
千景『でもめぐのここは俺を離したくないって悦んでるよ』
「そんなこ、ぁ!ん…ん…」
一言の反論も許すつもりはないと言うように千景はめぐを突き上げる。めぐの口からはもう喘ぎ声しか聞こえない。
「千景、さん…気持ち、いい?…1人は、やだ…ぁ!…イきそう…」
千景『俺も気持ちいいから大丈夫、だ…めぐは1人じゃない、ぅあ、俺がいる…はぁ、出そうだ…一緒にイこうな…』
ラストスパートをかけ、めぐの中で果てた千景。それとほぼ同時に絶頂を迎えためぐは千景に擦り寄り体温を感じた。
「あったかい、こうしてると安心する」
千景『好きなだけそうしたらいいよ。めぐが満足するまで抱きしめてるから。ゆっくり目を閉じて、そう。良い子だね。大丈夫。めぐは1人じゃない。俺が絶対に1人にしない。だから安心しろ。』
「ありがと、千景さん…」
魔法の呪文のように千景の言葉はめぐの心にスッと入ってきた。そして魔法をかけられたように眠りにつくめぐ。千景は見守るように微笑み、めぐの頬にキスを送り抱きしめながら自分も眠りについた。
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