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満開桜

第12章 合宿Another story 卯月千景 甘裏


夕ご飯
「いただきまーす!…旅館のおみそ汁ってなんでこんなに美味しいの…このままの状態で持って帰りたい…」
臣『たしかに美味いな。ダシだけじゃなくて、具材の旨味もちゃんと出てるな』
「でも臣のおみそ汁好きだよ♪なんか「あ〜、寮に帰ってきたぁ」ってホッとする」
臣『めぐはいつも美味そうに食ってくれるからな。作り甲斐があるよ』
「美味しく食べることならカンパニーNo.1の自負はあるよ!」
綴『たしかにめぐって美味そうに食べるよな』
「ふっふーん♪だって臣のご飯も綴のご飯も美味しいもん♪」
綴『俺のは臣さんには及ばないけどな。』
「そうかな?綴のもシンプルで美味しいよ?」
綴『ま、食ってくれるのはありがたいな』
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食事も終わり、戯曲の読み合わせをしている団員達より一足先に部屋に戻って次々公演のスタイリングを考えていた。
「んー…やっぱりこっちのがいいかな?でもそうすると、バランス悪くなっちゃうから…」
ガチャ
「あ、千景さん。おかえりなさい。読み合わせ終わったんですか?」
千景『うん、みんな移動の疲れもあるから今日は早めに解散になったんだ。』
「なるほど。」
千景『めぐはまだ仕事中かな?』
「今積みゲー状態で困ってるところです。」
千景『じゃあ気分転換にお酒でも飲む?』
「飲むー!」
千景は部屋の冷蔵庫にあった日本酒とその日本酒のスパークリングを出してきた。
千景『じゃあ、一旦お疲れ様ってことで』
「カンパーイ!…日本酒飲めないけどこのスパークリングのやつ美味しい!」
千景『それは良かった。でも、飲み過ぎないようにね?責任はとれないからね』
「大丈夫!一応大人だから!」
千景『大人、ね…』
千景が一瞬妖しく笑ったことにめぐは気付かずにスパークリングを美味しく飲んでいた。
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