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満開桜

第2章 プロローグ


104号室
コンコンコン
「万里ー、十座ー、朝だぞー、起きろー」
ガチャ
十座『ぅす、めぐ』
「お、十座起きてた。偉いぞー」
十座『子供扱いはやめろ…』
「わたしから見たらお子ちゃまだもんねー、万里は?」
十座『摂津ならさっき起こしたけど、また寝やがって』
「じゃああとは引き継ごう!」
十座『頼んだ』
バタン
「サラサラワンレンー、今日外せない講義あるんでしょー、起きないと髪の毛チリチリにするぞー」
万里『んぁ…めぐはもう少し….ふぁぁ…色気のある起こし方してくれよな』
「色気って何、美味しいの?お腹の足しになるの?」
万里『はぁぁ、こんなんでも可愛いとか思ってる俺も相当ヤベェなぁ』
「はいはい、独り言多いぞー、早く来ないと朝ごはんなくなるからね!チュッ」
バタン
万里『あーゆーのがずりぃよな』


105号室
コンコンコン
「太一ー、起きろー、朝寝坊すると身長縮むよー」
『めぐ、それマジっすか!?』
「うそピョーン」
『かぁぁぁ!またやられたっすー!!』
「ちゃんと時間に来ない太一が悪い、みんな待ってるから早くおいで!」
『はいっす!』
バタン
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