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満開桜

第2章 プロローグ


106号室
コンコンコン
「莇ー、おはよー、肌チェックしてー」
ガチャ
『うっす。…さすがだな、ただちょっと乾燥してっかもしんねぇから、洗顔変えた方がいいかもしんねぇな』
「やっぱりそうか、莇頼りになるー」
『べ、別に大したことじゃねぇよ…プイッ』
「わたしには大したことなの!みんな待ってるから早くおいでね!」
『ん、わかった』
バタン


201号室
コンコンコン
「天馬ー、幸ちゃーん」
ガチャ
幸『おはよう、めぐ。ポンコツ役者なら今寝癖と格闘してるよ』
「天馬の髪、癖つきやすいからなぁ」
幸『あ、あと次の夏組の衣装で相談があるから、帰ってきたら談話室で打ち合わせできる?』
「おけー!」
幸『じゃ、おれ先に行くから』
バタン
「天馬ー、寝癖直すよー」
天馬『わ!ちょっ、急に触るな!』
「じゃあ直してあげなーい」
天馬『……オネガイシマス』
「素直でよろしい」
ブォォー……
「はい、でーきた」
天馬『すげぇ、1時間もかけた俺の時間は何だったんだ…』
「うん、天馬ぶきっちょだからね。わたしまだミッションあるから早くおいでね!」
天馬『あぁ、ありがとな』
バタン
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