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満開桜

第8章 君色 月岡紬 甘裏


ギュッ
『ねぇ、めぐ。今日はおれだけのめぐなんだよね?それならめぐをたくさん感じたいんだ…ダメ…かな?』
「ん、いいよ…紬をいっぱい感じさせて」
めぐの頬を両手で包み、口付ける。
『ん…ん…めぐ、なんか…チュッ…甘い、砂糖菓子みたいな匂いがする…はぁ、…』
「ん、んん…んぁ…」
頬を包んでいた手がめぐの浴衣の襟元から入り、合わせを開く。紬の少し冷たい手が肌に触れると身体が跳ねた。
『あ、ごめん。手冷たかった?』
「ううん、紬の手優しいから好き。もっと触ってほしい」
『ん、じゃあ触るね』
浴衣がはだけ、めぐの肌が露わになりその感触を確かめるように紬の手が全身に触れていく。
「ぁ、紬….外、見えちゃうよ…」
『ん…大丈夫だよ、暗くてきっと見えない。だからおれだけに集中して…』
「でも、ん!ぁ、…紬….」
急に胸の先を噛まれためぐ。
『ふふっ、こんなに尖らせて…本当は見られたいの…?』
「ちが、そんなことな、んぁ…」
確かに庭園からは逆光で見えないかもしれないが、いつ通るともわからない状況。その状況でも紬からの愛撫に抗えない自分がいることがめぐの羞恥を煽る。
『でも、こんな可愛いめぐを知ってるのは俺だけでいいから、布団に行こう…』
お姫様抱っこで布団まで運ばれ、ゆっくりと下ろされた。
『めぐ、もう挿れたいんだ…』
「ん、いっぱいして…紬がほしい…」
めぐの返事を聞くとすぐに挿れる。中は紬を待っていたかのようにうねり、締め付けた。
『はぁ、…めぐ…気持ちいいよ…ん…』
「ぁ、わたしも…ん!…ぁん…んん…」
隙間がどこにもないほどお互いを抱きしめ、深くキスをする。紬の腰が打ち付けられるたびに水音が大きくなる。
「ね、…紬….!もうイっちゃう…」
『ん…いいよ…おれも、ぁ、一緒にイくから…ぁ、ぅあ!』
一番奥を叩きつけるようにされ、2人ともほぼ同時に果てた。
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