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満開桜

第41章 BRIDAL Another story 至 甘夢


BRIDAL meets 至
幸『はい、インチキエリートバージョン。コンセプトはシンデレラ。王道だからあえてドレスは魔法をかける前のドレスをベースに設定した。ピンクだけど可愛らしすぎるとイメージから外れるからドレスのボリュームは抑えめのタイプ。ブーケも淡いピンクのガーベラ中心が合う』
莇『メイクもチークはピンク系、シャドウはピンクベースにするけど限りなくカラーレス。ラメの茶系を混ぜて優しい雰囲気に持っていった』
至『おぉ、さすがうちのスタイリスト仕様』
「でしょ、あの2人がいれば無敵だもん」
至『モデルもいいからね』
「それ、自分のこと言ってる?」
至もウェディングということで髪もいつもより上げている。
至『ほら、外面はいいからさ』
「ホントそれな」
至『さ、行きますか。花嫁さま?』
「たるちの嫁かぁ、実況に参加させられるフラグ」
至『夫婦で共闘も悪くないね♪』
ーーーーーーーー
陽の光が差し込む真っ白なチャペル。その中央に2人が立つ。
スタッフ『では、その位置でお互い向き合ってください。では新郎役の方は跪いて新婦の方の手をとってください!そのままで会話してリラックスして下さい、その間に撮影してますので』
至『現実で跪く日が来るとは思わなかったわ』
「わたしも。跪かれる日が来るとは思わなかったわ」
至『めぐのためなら、いくらでも跪くよ』
「さすがインチキエリート」
至『でも今から言うことはホントだよ。めぐのためなら何だってするよ。だから俺の隣にいて欲しい。この先もずっと』
「さすが王子様。嬉しい、ありがとう」
スタッフ『ありがとうございます!オッケーです!』
至『よっこらせっと』
「さっきの台詞が台無しだよ」
至『俺のやる気スイッチは3分だからね』
「短いな」
至『めぐスイッチは常時オンになってるよ』
「あはは、何それー」
至『めぐの位置情報を取得できるスイッチw』
「こわっw」

Fin
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