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満開桜

第28章 日常 甘夢


誉『めぐ、新しい茶葉を購入したんだ。今から淹れるが、一緒に飲むかい?』
「イエス!」
誉『いい返事だね。では談話室で待っていたまえ』
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「スンスン…アールグレイがやっぱり一番好き!いただきまーす!」
誉『香りは抜群だからね。』
「今日は密は?」
誉『密くんは三角くんとアルバイトに行っているよ。』
「働かないとマシュマロ買えないからね。じゃあ密が帰ってくるまでわたしが誉独り占めね」
誉が頭の上にハテナを飛ばすとめぐが誉の足の間に座った。
誉『おやおや』
「誉、なかなか空かないんだもん。密のお世話で大変そうだからさー。でも今はいないからいいよね!」
真上を向いて誉に言ってみせた。はにかみながら言うめぐの愛らしさに自然と笑みがこぼれる。
誉『密くんが帰ってくるまで存分に甘やかしてあげよう』
「ねぇねぇ!誉の詩、聞きたい!じゃあ、一番最初に作った詩聞かせて!」
誉『一番最初…ふむ、何だったかな…そうだ、』
昼下がりからお茶をしながら誉の詩を聞いていためぐは気付くと眠っていた。まるで誉の詩を子守唄にしていたように。
誉『おや、寝てしまったのか。』
ガチャ
三角『ただいまぁ〜』
密『ただいま』
誉『おや、おかえり。めぐが眠ってしまったのだよ。しばらくこのままにしておこうと思うから静かにしていたまえ』
三角『わかったぁ〜…ふふっ、めぐ、笑ってる』
密『ホントだ。なんか幸せな夢、見てるのかな』
誉『そうだといいね、ゆっくりおやすみ。』
めぐの頬にキスを送り、ブランケットをかけてそのまま抱きしめていた。
このあとめぐはしばらく寝てしまい夜に眠れなくて困ったそうです。
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