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満開桜

第28章 日常 甘夢


幸『あれ、めぐ。前髪下ろしてんの珍しいね』
「たまにはね。ずっとやってると根元痛いし」
普段は前髪を横流しのめぐだが、そんなに長くないため強制的に毛流れを作っているため、根元が痛くなるのが嫌なようで今日は前髪を全下ろしのようだ。
椋『そうしてると男の子みたいだね』
シトロン『バンリの弟みたいネ!』
「シトロン、わたしのが年上だからね」
幸『ってかさ、そのチョコ。一個ちょーだい?CM見て気になってたんだよね』
「いいけど、どれがいい?」
幸『76%のやつ』
めぐが食べているのは甘さの段階があるチョコ。
「あ、今ここにいるのが最後だ」
こことはめぐの口元だ。咥えながら喋っていたので半分はもう溶け始めている。
幸『食べんの早すぎでしょ、じゃあそれでいいや』
幸は身を乗り出し、顔を近づけて口でチョコを奪った。
「まさかピンポイントくるとは思わなかったわ」
幸『ま、半分は計算。半分はホントに食べたかったしね』
「でたぁー、幸の小悪魔」
幸『嫌いじゃないでしょ』
「うん、好き」
その様子を見ていた椋とシトロン。
椋『なんか、不謹慎かもしれないけどBLみたいでドキドキする…』
シトロン『ふっふっふ…抜かりなく動画と写真におさめたネ!』
椋『シトロン様さすがです!』
「いや、消せよ。誰得だよ」
幸『俺は構わないけどね♪』
結局、シトロンがカンパニーのグループLIMEに送り、全員がチョコを持って帰ってきたそうです。
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