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満開桜

第28章 日常 甘夢


綴『めぐ、皿出してくれるか?』
「おけー」
晩ご飯の支度中の2人。トースターに入れていたグラタンをめぐが取ろうとする。
「あっつ…」
綴『大丈夫か!?ほら、水で冷やせ』
「火傷とか久しぶりにした。水冷たいからもういいかな?」
綴『跡になったら大変だろ。もう少し冷やしとけよ』
「はーい」
しばらく冷やしていためぐ。水を止めて念のため絆創膏を貼り、キッチンに戻ってくる。そして綴の後ろから手を伸ばす。
「あとはお手伝い何するー?」
綴『うぉ!つめた!』
めぐが洗い物をしていた綴の首筋に冷やしていた手を当てた。
「こっちはあったかいよ」
綴『だな。ほら、冷たい方の手、俺のポケットに入れとけよ。』
「あったかい方は入れたらダメなの?」
綴『揚げ足とるなよ…どっちも入れとけ』
「うん、最初からそのつもりだった」
ちょっと小悪魔なめぐも可愛いなと思った綴なのでした。
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