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満開桜

第25章 We need you 全員 甘切夢


左京も丞も手を出そうにもナイフの位置が悪すぎる。
男A『それとも、ここでこの女が犯されるところを見せてやろうか?それも悪くねぇな?』
男が空いている手でめぐの体を撫で回す。そして首筋を舐めた。
万里『テメェ…いい加減にしろよ!めぐを離せ!』
丞『摂津、待て…』
万里『丞さん、なんすか!?』
丞は男の方を見据えたまま万里を制止させる。そして次の瞬間。
左京『めぐ!頭を下げろ!!』
左京の怒鳴り声を聞き頭を下げた。
男A『おい、勝手に動くんじゃね、グハッ』
男の呻き声が聞こえたと同時に何か衝撃音が聞こえた。顔を上げると男は倒れ、振り返るとガイが立っていた。どうやらガイが回し蹴りをくらわせたようで男はのびていた。
「はぁ、…はぁ、ひゅ…はっ…はっはっ、…」
ガイ『大丈夫か、リトルプリンセス!?』
万里『めぐ!!』
万里が駆け寄りめぐを抱き締める。
万里『お前、また顔に傷が…』
「はぁ、…ひゅっ…はぁ…へ?…ホントだ、さっき顔下げた時かな?…万里?」
万里『ごめんな…怖かっただろ…』
丞『摂津、とりあえず寮に戻るぞ。後のことは左京さんがやってくれるそうだ。』
左京『…帰ったら話を聞く。ガイ、悪いが手伝ってもらえるか』
ガイ『承知した』
万里『わかりました。後のこと、よろしくお願いします』
左京とガイに頭を下げてめぐを抱えて寮に戻った。
ーーーーーーーー
寮に戻ると団員達が談話室から飛び出してきた。
千景『めぐ!』
「あ、みんな…ごめんね?また、心配かけちゃったね」
密『謝らないで。先に傷の手当てする。』
談話室に入り、ソファに座る。椋が救急箱を持って手当てを始める。
千景『万里』
万里『…左京さんが帰ったら話します』
千景『…わかった』
太一『ただいまッスって、めぐ!?』
天馬『どうしたんだよ、その傷!』
「あ〜、うん…色々あって…」
その後も団員達が続々と帰って来てはめぐの怪我を心配し、理由を聞くがめぐは答えを濁す。そして左京が帰ってきた。
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