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満開桜

第22章 イヤーカフ 摂津万里 甘裏


そして3人は寮に帰ってきた。
ガチャ
太一『ただいまッス!』
「ただいまー」
万里『ただいまー』
臣『お、おかえり。いいのは買えたか?』
太一『はいッス!めっちゃカッコいいお店だったッスよ!』
「見て見て!2人が買ってくれたの!可愛いでしょ♪」
臣『お、めぐに似合いそうだな。良かったな?』
左京『お前ら、めぐに無闇に買い与えるなよ。』
いづみ『まあまあ、めぐちゃんからねだってるわけじゃないですし、いいじゃないですか?』
「いづみちゃん優しい!好き!」
ギュッ
いづみ『あはは、私もめぐちゃん好き!』
左京『めぐ!聞いてんのか!』
臣『左京さん、そのくらいにしてやってください。晩ごはん出来たんで食べましょう』
「お腹空いたー!みんな呼んでくるー!」
太一『上手いこと逃げたッスね』
左京『伏見、わかっててやったな?』
臣『ん?何のことですか?さ、太一達も手伝ってくれ』
左京『はぁ…どいつもこいつもめぐに甘すぎんだよ』
莇『テメェもな』
いづみ『それは私も同意する』
2人の言葉は幸いにも左京には聞こえていないようだった。
ーーーーーーーー
食事後、めぐは部屋に戻り2人にもらったイヤーカフに合うコーディネートを考えていた。
「ん〜、シルバーはちょっと可愛い路線に持っていくか、でもな、」
コンコンコン
「はーい、あ、万里だ。どったの?」
万里『部屋入ってもいいか?』
「散らかっててもいいならどーぞ」
万里『どこが散らかってんだよ』
「今服広げてたからさ」
万里『ほら、これやるよ』
万里は水色の包み紙の箱を渡し、ベッドに座る。
「お菓子?開けてもいい?」
万里『開けたらわかるわ』
ガサガサ、パコッ
「これ、さっき悩んでたやつ!え?何で?」
万里『欲しかったんだろ?やるよ』
「でもさっき買ってもらったよね?」
万里『素直にもらっとけ。』
「う〜…ん?」
めぐの目に万里の付けているピアスが目に入る。それは今自分が手にしている物と同じデザインの物だった。
「もしかして、お揃い?」
めぐが万里の髪を耳にかけてピアスを確認する。すると万里が真っ赤になった。
万里『わ、悪いかよ』
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