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満開桜

第21章 一緒にしないで ラストは泉田莇メイン 甘夢


団員全員が着替え、談話室に集合する。
いづみ『ずっと考えてたことなんだけど、めぐちゃんの外出に誰か必ず1人はつくっていうのはどうでしょうか?』
「それは、みんなに迷惑だよ!今回のことももう解決したから、」
いづみ『これはこのMANKAIカンパニー主宰としての提案です。大事なスタイリストを危険な目に晒したくありません。不可能な時もあるかもしれません。でも可能な限り私は守りたいです。』
「いづみちゃん…」
左京『監督さんがこうなったら引かねぇからな…会長にもこの件は伝えて協力は仰がせてもらう。』
莇『俺も親父に頼むわ』
「2人とも…」
綴『学生組も時間合わせればいけるよな?』
臣『みんなで交代制とかにしてもいいかもな』
一成『ってことはその日はめぐとデートできるってことか☆俺毎日でもいいよん☆』
太一『カズくん、ずるいッスよ〜!』
十座『めぐ、駅前の新しく出来たケーキ屋、明日行くか?』
東『おや、十座は意外としたたかなタイプだね?』
密『俺も食べたい』
「みんな、だって予定とか、色々あるじゃん…わたしのせいでそんなこと、」
めぐが言葉を詰まらせながら提案を退けようとすると、幸が両手でめぐの顔を包む。
幸『その“わたしなんか”とかやめなよ。みんなめぐのためにやってるんだよ。無理だったり嫌だったらやらないって。めぐが今この提案を否定するってことはみんなの好意を否定するのと同じだよ。みんなの顔見てみなよ。それでもまだ否定するの?』
「……みんな、ホントにいいの…?みんなの時間を割いてもらっても…いいの?」
紬『大丈夫だよ。可愛いめぐを守れるんだから』
千景『とりあえずめぐの予定を把握しないとね』
万里『ま、何とかなるっしょ』
いづみ『じゃあ、今回の提案は決定ということで!詳細はこの後決めましょう!』
するとめぐが全員に向かって頭を下げる。
「ホントに、ホントにごめんなさい…でも正直、すごく嬉しい…ありがとうございます!」
シトロン『メグはその笑顔が一番ネ!』
誉『今日は私の新作の詩集を読み聞かせてあげよう』
臣『さ、晩御飯できたぞー』
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