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満開桜

第20章 自分の身は自分で 全員 甘夢


「こんなことして劇団に恥ずかしくないの!?こんなことしたって劇団は戻らない!」
バチンッ
めぐが男の頬を平手打ちした。その弾みでナイフが男の手から落ちる。
男B『煩い!煩い!煩い!煩い!お前らが全部悪いんだ!!だからお前が傷付けば、アイツらは芝居が出来なくなる!そうすれば、MANKAIカンパニーは終わりだ!』
「MANKAIカンパニーはこんなことで芝居はやめない!!見てくれるお客さんがいる限り芝居を続けるんだから!!あんた達なんかと一緒にしないでよ!みんなは本物の劇団員なんだから!バカにしないで!」
男B『うるせぇ!テメェはここで死ね!!』
『おい、誰がここで死ぬって?』
グイッ
男B『!?グハァッ…』
「左京さん…?」
十座『めぐ!』
臣『とりあえず怪我の手当てが先だ。綴、頼めるか?』
綴『了解っす』
一成『もう大丈夫だからね』
万里『おい、テメェ…うちの可愛いめぐにあんな傷負わせてただで済むと思うなよ?』
十座『きっちり落とし前はつけさせてもらう』
臣『覚悟は出来てるよな』
迫田『兄貴!コイツも仲間ですぜ!』
左京『組に連れてけ。テメェもだ。このシマでやったことを後悔させてやる。今生きてることもな』
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PM20:00
「ぁう…いひゃい…急に痛い….」
あの後、綴と一成に連れて帰られ寮に戻っためぐ。いづみや他の団員が泣きながら迎えてくれたが、色んなところを怪我しているのを忘れていためぐは急に痛みを感じ玄関で泣き始めた。
いづみ『あとはどこかな?』
椋『めぐちゃん、顔に傷が…』
東『女の子なのにこんなに傷だらけになって…』
「でもこのくらいで済んだし、」
幸『バカじゃないの!このくらいじゃなくて、こんなにだよ!』
「幸…」
九門『怖かったよな…』
三角『めぐ、よくがんばりました。えらい、えらい』
誉『うむ、私は君がとても誇らしいよ』
紬『俺たちのことバカにされても怯まずに庇ってくれたんだってね?』
密『綴たちに聞いた』
咲也『めぐちゃん、ありがとう!』
シトロン『メグ、守ってくれてありがとうネ』
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