第2章 急展開
「…」
「また布団戻んのかよ。」
「うん。あったかいから。最近肌寒くなってきたし。」
10月5日。私の誕生日は11月21日。
「…」
「…どうしたの?」
春樹が私を見つめていた。
「……俺は、お前のそばにいてもいいのかよ。」
「え?」
「…」
「もちろん。これからもずっと、そばにいてくださいな。」
「!…そ、それって…」
「うん。私は春樹がいないと何も出来ないから。赤点回避できないから。」
「……アホ。」
額にデコピンをされた。
「え!?なんで!?痛い!」
「フッ…。」
「何笑ってんの!春樹!」
「ん〜?なんもない。」
「アホ春樹。」
「あ?んだって?」
「なんでもないです…。」
怖い怖い。