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不良君のおきにいり

第7章 変化


「……なぁ…。」




結局、話しかけてくれたのはみんながいなくなった放課後だった。帰ろうとしていた時だった。



「…」

「…なぁ…って…。」

「な…なん…ですか…?」

「なんでそんな怯えてんの?」

「…怯えて…なんて…ない…です…。」

「…なんで敬語なの?」

「さ…さぁ…?」



目が合わせられない。



「も…もう…帰ります…ね…。」



私は席を立ち、教室を出ようとした。



「待てって。」



腕を掴まれた。



「!…」

「…昨日は…その…ゴメン……思ってもないこと…言って…。」
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