第7章 変化
それから月曜日になり……学校の日。あれから春樹とは連絡を一切とっていない。
「…行ってきます。」
学校へ向かった。今日は起こしに来てくれる春樹もいない。
「…!え…。」
教室へ行くと、春樹の姿があった。いつも通り、窓の外を眺めていた。
「…」
ただ、どんな顔をして会えばいいのかわからない。声をかけることも…許されない。
とりあえず席に着いた。
「おはよう、菜月ちゃん。」
「え…あ…お、おはよう…麻里…。」
「…ねぇ、春樹君と何かあったの…?」
ヒソヒソと話された。
「う、うん…。」
とにかく、春樹に内容を聞かれないようにLIMEで話すことにした。