第1章 再開
私は急いで教室に入り席についた
すると突然誰かが走ってとびついてきた
「ありさ~久しぶり!」
「うわ!もしかしてさつき?」
「うん。青峰君からありさが帰ってきたって聞いたから」
さつきこと桃井さつきは青峰君の幼馴染である
「これからまたよろしくね」
「よろしく」
さつきと会話したあと体育館へ移動することになった
赤司君が近くにいたので
「赤司君一緒に体育館にいこ」
「ああ」
私たちは教室を出て廊下を歩き始めた
「ふふ・・」
「どうした急に笑って?」
「いや、二人で歩くのが久しぶりだからつい」
「ねえ、そういえば覚えてる?昔私が赤司君の好きな湯豆腐
を食べちゃってケンカになったこと」
「覚えてるよ。あのあとどっかにいったお前を見つけるのに
どれだけ苦労したか・・・」
ケンカした日・・・
「おーいありさどこいった!いるなら返事してくれ!」
だが返事はない
「まったくどこに・・・んっ?」
公園のベンチにありさが座っているのが見えた
「ありさ!そこにいたのか」
「ごめんなもう怒ってないから帰ろう?」
「うん」
今・・・
「そのあと私をおんぶして帰ってくれたよね」
「だってお前が泣いてたから・・」
私と赤司君は思い出話をしながら体育館へ向かった