第2章 旅行篇。
⑦。
「と、言うわけで幽霊騒動は解決したから。」
雪乃は全てを話し、逃げ出した男供をきっ、と見据え、
「私だって怖かったんだからね!!」
とそっぽを向いた。銀時たちは慌てて
「あの雪乃?俺は怖くて逃げたんじゃない。十四郎は逃げたけど。」
「んだとてめぇ、お前が逃げたんだろ。」
「神威、御前守ってやれよ。夜兎だろ。」
「えー、だって御腹へってたし。」
と雪乃を囲むようにして話し出した。
其の様子を見ながら、雪乃は
「…もう逃げ出さないでよ、男なんだから!!」
と指を突きつけたのであった。
▼坂田兄弟のレベルが上がった!
攻撃力が5UP。
防御力が2UP。
最大HPが10UP.
「なんでRPG風?」
「そういうオチにしたいんだろ、作者が。」
「…まぁ、いいか。」
坂田家は今日も平和であった。