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交わる物語

第1章 不思議すぎる夜咄①


これは、が零番隊に入るより前の話。
とはいっても、その強さは既に他の追随を許さない程だったが。
































「調伏完了」

 斬魄刀を納め、私は軽く息を吐いた。


「いやー、相変わらず強いなー!」
「あんなにいた虚の群れを単独で一瞬にしてやるんだからな~!俺らの出る幕なんてなかったし」
「…ありがとうございます」




 私今、上手く笑えてるかな?
 少なくとも、相手の機嫌を損ねるような表情はしてない、よね?










「とはいえ、ここは特に何も問題なかったけど最近妙なことが起こってるらしーじゃねーか」
「なんすか、それ?」
 班員の男がそう尋ねると、その男は話した。

「なんでも、このへんじゃ時々おかしな現象が起こっているらしい。俺が聞いたのは、記憶がとんだとか、人が石になったとか…
 あぁ、つい先日じゃ、デパートで大騒動が起こったそうだ」
「虚の仕業ですかね?」
「いや、その時周りに虚はいなかったそうだ…
 まぁ、今後も気をつけたほうがいいだろう」
「ですね…」



 その後、三人は伝令神機で虚討伐の報告をした後別れた。


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