• テキストサイズ

赤司家の兄妹【黒バス】

第5章 暗雲低迷





「僕が怖いか?」



腕を引き寄せられ、胸にすっぽりと収まる。
ふんわりと香る兄の匂い。



「……っふ」



久しぶりに征くんに触れたら。
我慢していたものは全部溢れ出す。

言いたいことは沢山あるのに嗚咽にのまれる。
胸が苦しい。


困らせると分かっていても。
抑えられない。


好きなの────。




目の前で弱々しく咽び泣く。
璃依に触れると俺が戻ってくる。
不思議な、大好きな女のコ。


俺の、せいだ。

でも、そんなに軽々しく。
手を出していいような女のコじゃない。


「…どうして、来たの?」


肩が微動。
俺も緊張しているのだと分かった。

俺らしくないな。
璃依にどう接したらいいか分からない。

/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp