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赤司家の兄妹【黒バス】

第5章 暗雲低迷





「あ」



どうしようバレちゃった。
帰らなきゃ、


璃依っちー!とぶんぶん手を振る涼太。
お構い無しに踵を返す長女。
逃げます。

不審に思った長男は難なく追いつく。
余裕だな。


目の前に兄の躰。
逃げることは出来ない。



強い雨水はふたりを濡らしてゆく。


雨水の音は鳴り止まない。
なんとも言えない重い空気が流れた。


「…風邪をひいてしまうよ
傘あるから一緒に帰ろう」


腕を掴まれビクッと身震い。
見上げた顔。
目と目が合う────


少し違う兄の雰囲気。

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